みなさんはNHKの放送受信料を払っていますか?
払っている人の中には地上契約を結んでいる人と衛星契約を結んでいる人の2通りいると思います。
好きで衛星契約を結んでいるという人はいいと思いますが「WOWOWなどの衛星放送が見たいがために、甘んじて衛星契約を受け入れている」という人もいれば「そもそも地上契約なら別にいいけど、マンションにアンテナが付いていて衛星契約にされた」という不本意な人もいるでしょう。
もちろん「地上契約すら不本意だ」という人も山ほどいることと思いますが。
問題なのは「衛星契約を結ばされた人の中には、実際は地上契約で済んでいる可能性がある人がいる」ということです。NHKの集金人が不正をして「地上契約を衛星契約に仕立て上げた」という事例が多数報告されています。
今回は「地上料金なら払ってもいいけど、衛星契約を結ばされたのは不本意だ」と感じている人に対し、衛星契約を地上契約に変更する方法をご案内します。
衛星契約を地上契約に変更する方法
然るべき理由を用意してNHKに電話する(正攻法)
契約の変更はNHKに電話連絡をする必要があります。「地上契約→衛星契約」や「新規で衛星契約」はインターネット上でも行えますが、今回のテーマでもある「衛星契約→地上契約」はインターネット上に窓口が用意されていません。
たまにネット上のサービスなんかだと「新規登録はデカデカとあるのに、退会する窓口が見当たらない」なんてことがありますが、公共放送を自称しているNHKがこんなことをするとは…。
それはさておき、NHKに電話をする際は「衛星放送が見れない理由、衛星放送が見れなくなった理由」を用意して電話します(もちろん嘘ではなく事実を用意してください)。
ただし地上契約でも問題になっているように「見ないから払わない」は通用しません。物理的に見れない理由、衛星放送が受信できない理由を用意する必要があります。
「テレビが壊れた/テレビを知人に譲渡した/BSアンテナを取り外した/気付いたら衛星契約になってたけど、昔から衛星放送は映らない」などなど。
テレビがどうこうの場合は、衛星放送どころか地上放送も見れなくなってしまうと思うので、この場合は放送受信契約そのものを解約することになるでしょう。
もしくは「ワンセグ機能付き携帯電話は持っています」ということで、地上契約への変更という感じですね。
<<ワンセグ機能付き携帯電話やスマホでNHKと契約をしなきゃいけないかどうか(裁判事例)
電話番号は0120-151515です。年末以外は土日祝日も稼働しており、受付時間は午前9時から午後8時とのこと。
ここに電話して、衛星放送が見られなくなったことを告げて「衛星契約を地上契約に変更したい」と告げればOKです。
衛星放送の受信入力端子をポキッと折る(裏技)
こちらは2019年6月現在、まだ裁判で争っている事例で「NHKに衛星料金を支払わずに済むことが確定しているわけではない裏技」になります。
NHKから国民を守る党の立花代表がYouTubeを通して紹介しているのですが、BS放送を受信するための入力端子をペンチなどの工具でへし折り、アンテナ線が差さらないようにするというものです。
「ケーブルが差さらないので衛星放送が受信できない」というのが立花氏の言い分なのですが、これに対してNHKは「アンテナ線を剥き出しにして、直接触れるようにすれば受信ができる」などの主張をしていて、2019年6月現時点で最高裁まで争うことが決定しています。
これが裁判で認められれば、衛星放送を見ないという人は受信端子をポキッと折れば、衛星契約から地上契約に変更するということが可能になるはずです。
もし「テレビを持っていて、マンションで勝手にBSアンテナが取り付けられており、不本意ながら衛星契約になっている」という人は、この裁判でNHKが敗訴すれば容易に「衛星契約→地上契約」に手続きできるようになるはずなので、この動向を見守っていきましょう。
結論:衛星放送が受信できない理由を用意してNHKへ
NHKの衛星放送を楽しみにしているという方はいいでしょうが、衛星放送を受信できないのにも関わらず、衛星契約を結ばされているという世帯が想像以上に多いようです。今一度、ご自身の契約内容を確認してみてください。
そして、もし地上放送しか映らないのに衛星契約を結ばされているとしたら、その旨を毅然とした態度でNHKに説明し、衛星契約から地上契約へ変更してもらいましょう。
ちなみにその手続きはNHKの公式サイトからは行えず、あくまで電話対応のみとなっていますのでご注意を。