私はNHKが嫌いです。理由は、NHKさえいなければテレビを捨てないという選択肢もあったからです。
あるものを無いと言い張ればいいだけのような気もしたのですが、それだと嘘をつく後ろめたさがあったので、私はテレビを持たないという選択をしました。
なのでハッキリ言うと、私はNHKが無くなっても何も困らないです。むしろ「あ、テレビ買おうかな?」くらいの感じですね。
そんなNHKに対し、テレビは持っているけど受信料は払いたくないという人の中には「NHK職員が給料もらい過ぎだから払いたくない!」と答えている人がいるようです。
で、実際にどれくらい貰ってるのかなーって思って調べたら、年収1780万とか年収660万とか色んな数字が出てきました。
そこで今回は「NHK職員のお給料ってそんなに高いの?」というテーマで進めていきたいと思います。
NHK職員の年収っていくら?
NHK職員の給料の話になると、私としては「さぞ潤っているんだろうなぁ」と思うわけですが、NHK職員の給料が高いって言ってる人…何を根拠に高いって言っているのでしょうか?
私はNHKが嫌いですが、NHKだからと言って何でもかんでも批判するのはまた違うと思うので、ネット上で言われている「年収1800万円説と年収660万円説」の差の開きに驚きました。
嫌いな人は「あいつら1800万も貰ってるんだぜ?」って言っているんでしょうし、好きな人は「大卒の35歳で年収660万円よ!」って言ってるんでしょう。
まぁ人によっては「660万円でも貰いすぎだろ」と思うのかもしれませんが…。普通に考えたら若くて頑張っている人はそれなりの金額で、あとはぬるま湯に浸かってるような年寄りが平均を上げてるだけじゃないの?(知らんけど)
NHKが公表している職員の年収について
大卒モデル年収では、30歳で528万円、35歳で666万円(30年度)です。
管理職については年俸制となっており、30年度の基本年俸は、全国職員の場合、913.6万円(D1(課長クラス))、1,173万円(D5(部長クラス))、1,428万円(D8(局長クラス))などとなっています。
NHK公式ホームページの「よくある質問」のコーナーで、NHK職員の給料に言及していたのでご紹介します。
まぁこれを多いと取るか少ないと取るかは個人の考え方次第かと思いますし、そもそもこの公表データが本物なのかって話もありますし。さらに言えば、これが本物だったとしたら会長とかどんだけ貰ってんだよとも思うわけですが…。
ずいぶん貰ってんなぁと思いながらも、数字にしてみたら「思ってたより大したことなくね?」と思ってしまったのは、NHKの費用を計算していて色んな金銭感覚がマヒしてきているからかもしれません。
まぁここで紹介されているのは、あくまで「標準報酬」ですから、標準じゃない報酬があれこれ乗っかってもっと増えることは間違いないんでしょうけど。
「NHK 職員 給与」でGoogle検索してみると…
Googleで「NHK 職員 給与」と入れて検索したところ、NHK職員の平均年収は1100万円~1200万円としているブログサイトが多く出てきました。
しかしどのブログサイトもソースを記載しておらず、どういう計算でその数字を出したのかが明確でなかったので、ちょっと鵜呑みにするのは危険じゃないかというのが正直なところです(中にはNHKが公表している財務データから計算したという強者もいましたが)。
ちなみにブログサイトそのものも匿名で運営している人が多いですが、それ以上に好き勝手なことを書く人が多いYahoo知恵袋などでは、もっと香ばしい内容の記述が多々ありましたので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
Wikipediaでは平均1160万円(2015年度)
なお、NHKの賃金は以下のように公表されている。数字上では霞ヶ関の官公庁キャリア職員より好待遇であるが、5年後をめどに基本給部分を1割削減することが2013年に発表されている。2015年度の職員の平均年収は約1,160万円である[34]。2015年の英国放送協会(BBC)の平均給与は年間43,000ポンド(約688万円 1£=160円換算)である[35]。
Wikipediaに書かれていることには間違いも多いと言われていますが、とりあえずの指標にはなると思います。そんなWikipediaではNHK職員の平均年収(2015年度)を約1160万円としています。
そして英国放送協会(BBC)の平均年収も付け加えることで、あたかもNHK職員の平均年収が高いと言わんばかりの雰囲気に仕上がっていますね。
NHKの放送受信料が高いと言われている所以
放送センターの建て替えは本当に必要なのか?
2020年の東京オリンピック後から建替工事を行うと言っているNHK。もちろんこの建替費用も国民の皆さんが払っている受信料です。
私は払っていないので「勝手にすれば?」という感じですが、随分とまぁ立派な建物を建てるんだなぁと感じる人は多いと思います。「もしこれが自分のお金だったらって考えたら、ちょっとくらい節約するんじゃね?」と感じる人もたくさんいるでしょう。
それに上記の費用はあくまで概算で、今後変わる可能性がありますと言っていますし、放送設備費が含まれていないという部分でも、これとは比較にならないくらいの費用が投入されるはず。
放送設備なんていかにも高そうじゃないですか?「そういうお金があるなら、きっとお金が余りまくってるのでは?受信料を取り過ぎなのでは?」という声が挙がっても、なんら不思議じゃありませんね。
役職による手当、給与
部長クラスで約1300円という年収に対して憤りを感じるという方も多いでしょうが、やはり私が思うのは「それ以上の人」です。部長以上の人が必要以上にお給料を貰っていて、平均を上げてるだけなんじゃないかと思いました。
一般の会社で部長の上にいる役職と言えば、常務、専務、副社長、社長くらいしか思い浮かびません。少なくとも私が勤めている地方の弱小一般企業はこんな感じです(うちの会社は、所長の上がもう社長だけど)。
でも大きい会社になれば、社長の上に「会長」がいたりするじゃないですか?副社長や専務が何人もいたり…。部長以上の人間が1人当たり一般社員の5倍くらい貰ってたら、そりゃ平均も上がるでしょ。
というわけで、NHKもそれらしい何かがあるんじゃないかと思って調べたら、経営委員というものが存在するようです。
まず第一に「稼いでそうな顔ぶれだなぁ」というのが第一印象でした。
この人たちは「国民の代表である衆・参両議院の同意を得て、内閣総理大臣により任命される」とのことで、NHKは人選に関わっていないそうです。
どうしてもこの経営委員が必要なら、受信料を払っている視聴者が選べるようにすればいいのに。それだと都合が悪いのかな?経営委員の方なのか、議員の方なのかは知らないけど。
経営委員会は「経営や業務の運営に関わる重要な事項の審議を行い、議決するとともに、役員の職務の執行を監督すること」が業務だそうです。
経営委員会委員には常勤や非常勤などの勤務体制によって異なる報酬が与えられているようですが、最も高いお給料が支給されている常勤の経営委員会委員で、上記の金額報酬を受け取っているようです。…これは普通に多くない?
いや、一般の会社とかで「実際に現場には出てないけど、これまでの経験を買われて会社のブレーンとして活躍している」という人であれば、そりゃ然るべきお給料を貰えばいいと思いますよ。
私はこの人たちがどれだけ凄いことをしているのかは知りませんが、受信料から報酬を支払うんだったら「もうちょい抑えたらいいんじゃない?」っていう気がしなくもないです。
結論:一般社員はともかく、上の人間は相当貰っている
一般社員が年間1000万円以上のお給料を貰っているのかどうかは定かではありませんが、役職に就いている人間のお給料は桁違いです。
一般企業のように「仕事で出した成果の対価として受け取っている」というならまだしも、自称・公共放送に成果とかってあるんでしょうか。
とりあえずNHKがスクランブル化しない理由については、私には「スクランブル化するとNHKは潰れる=国民に求められていない」ということを理解しているからだと思っています。一刻も早く、スクランブル化を実現して欲しいです。